理念

　DEERBASEizuしかまるの高山です。自分は鹿の食用施設の現場責任者して施設の立ち上がから運営をしておりました。その当時は食用の施設でしたので安全で安心できる鹿肉を人に提供する為に7年間活動していました。その施設での自分の活動を辞める決心をしたのは、その施設で受け入れが出来る鹿の頭数が限界をむかえていたことです。鹿を受け入れが出来なければその鹿はどうなるのかと考えていました。有効活用されない鹿は残念ながら山に埋設処分されるのです。自分はそれが辛かったです。人が山を放置して鹿たちの食べ物が減り里に下りてきて、田畑を荒らす、鹿はその行為で有害鳥獣と言う名前を付けられて、捕獲対象になりました。

　自分が住む伊豆市では鹿を捕獲して有効活用するための施設が有りましたが全ての鹿を有効には使えませんでした。年間に約3000頭の鹿を捕獲しますが、その施設で受け入れが出来る個体数は年間で約1500頭。残りの有効活用されない鹿の事を考え、新たに鹿を有効活用させる施設が必要だと思いました。鹿の有効活用といいますと、食用肉を作る事が一番先に浮かぶのですが伊豆市市内には市営の鹿活用施設が稼働していましたので、その施設に勤めていた自分としましても、他の活用と考えた時に思いついたのはペット用鹿肉施設でした。ペット用といいますと安全なのですか?食用に比べたら劣る商品なのではないかと思われる方がたくさんいましたので、自分は持っている知識と技術を全て使いまして施設を作りたいと思いました。

　ですが一番大切なのは安全で安心な鹿肉をペット達にという熱意なのだと信じて作業をしております。